グルグルのアニメ化

魔法陣グルグル少年ガンガンで連載されていた漫画である。

原作の連載期間は92年から03年と、実に11年に渡ってガンガンを支えた作品である。

テレビアニメは過去2回されており、1回目は94年秋から95年秋。

2回目は2000年の春から冬まで。

ちなみに鋼の錬金術師の連載は2001年から2010年までである。

連載初期〜中期またはアニメを見た方なら、作品の面白さは語る必要がないであろうほど。私の小学校低学年の夢は「ニケになりたい」

当時の状況を考えると本当に驚異的な人気だったことがわかる。

なんせ当時ガンガンは創刊したばかりであり、しかも月刊。そこにほぼ最初から載っている漫画が2年後には4クールアニメとしてゴールデン枠で放送されていたのだ。当時の小学生達の木曜日のテレビは、グルグルであった。

12歳の誕生日に思ったことは「ククリが旅に出た時の歳になった」

13歳の誕生日に思ったことは「ようやくニケと同い年になれた!」

ちなみに15歳の時は「ホリィはモンスターファームの世界にしかいないから、プレゼントはモンスターファームの世界に行かせてほしい」だった。

しかも3作品の合作とはいえ、映画も1本あるし、ゲームもスーパーファミコンで2本、ゲームボーイで1本、ゲームボーイカラーで1本の計4本が発売されている。

記憶が正しければ、鋼の錬金術師が出てくるまで、ガンガンではこの記録は破られていない。つまり、ハガレンでなければガンガンでは「=グルグル」は有っても「>グルグル」という作品はなかったのだ。

だが、グルグルが完結した時にリアルタイムで見た人がどれだけいたのだろうか。

途中、中だるみや非常に少ないページ数で遅々としてストーリーが進まず読まなくなった人も多いことだろう。私も結局はその一人で、ニケとククリの冒険の終わりを見たのは、社会人になってからだった(2008年前後)

連載が始まったときから数えて25年。四半世紀。勇者ニケと魔法使いククリの冒険はリメイクされることになった。再び二人の冒険が見れるのだ!

ククリの声が落ち着いていたり、キタキタおやじが妙に若くなってたり、総裁の声が銀魂のヅラだったりと、1期に比べて声に違和感を感じる。私も最初は受け入れ難かった。

1期の完成度に思い出補正がかかり、神聖な領域のように感じられるのだ。

だが、その神聖なフィルターを外して、まっさらな状態・・・頭をぼーっとさせながらPVを見てみると「これはこれでアリだ」と思えるようになってきた。

OP・EDが奥井亜紀じゃないとダメという方もいるだろう。

確かに「風にあそばれて」と「晴れてハレルヤ」は90年代アニソンを代表する名曲である。だがグルグルの曲は2曲だけではない。2曲のイメージが強すぎて固定されているのだ。

PVの曲:ORESAMAの「Trip Trip Trip」は、聞いていて実にいい曲なのである。

現代的だが、王道ファンタジーにもマッチするメロディーやポップなイメージも合う。

歌詞もククリの最初の頃の心情が描かれている。キャラのセリフに被ってしまってサビとBメロくらいしか聞き取れないが、それでも歌詞・メロディが良い曲なのが分かる。

子供の頃に心の奥に仕舞いこまれてしまった思い出の箱の中に、グルグルはある。

大人になってから、すっかり埃の被ったその箱を一度開け、彼らの冒険の終わりを見届け、そしてまた奥へと仕舞いこんだ。

それから数年後。すっかり腹も肥えて体力も落ち、減らない抜け毛にハラハラするオジサンになった私が、またもやその箱を引っ張り出して開ける日が来るとは思いもしなかった。

部屋にテレビはないが、ネカフェを使ってでも1話の放送は見るつもり。

そこまでしても、私は再びニケ・ククリと冒険の旅に出たいんだ!!

グルグル2に武勇伝キタキタ?もう別作品だろ、あれは・・・。