喉元過ぎれば… やる奴は結局やる

ポケGO死亡事故について、中日新聞(2017年5月11日 14時05分 配信)報道されました。

  愛知県春日井市で昨年8月、スマートフォン向け人気ゲーム「ポケモンGO」を起動しながら

  車を運転中に死亡事故を起こしたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪に

  問われた岐阜県土岐市、会社員奥山裕輔被告(27)の判決公判が11日、名古屋地裁

  あった。

  諸徳寺聡子裁判官は「ポケモンGOの操作を続けようとするなど、注意が運転よりスマホ

  向けられていた。単純な過失とは一線を画す事案だ」などとして、禁錮2年6月(求刑禁錮

  3年6月)を言い渡した。

  起訴状によると、被告は昨年8月11日午後7時45分ごろ、春日井市藤山台で乗用車を

  運転中、スマホの操作に気を取られ、自転車で横断歩道を渡っていた近所のベトナム国籍の

  女性会社員=当時(29)=をはね、死亡させたとされる。

  検察側は論告で、被告が以前から運転中にポケモンGOを起動させていたと指摘。

  「昨今、ポケモンGOに関連した死亡事故が社会問題となっている。スマホを操作しながらの

  運転は極めて危険で絶対に許されない」などと批判。これに対し、弁護側は、被告が本紙の

  取材に実名で応じ「ながら運転」の危険を訴えたことなどを挙げ、再犯の恐れは小さいとして

  執行猶予付きの判決を求めていた。

と、最終段落での弁護側が

  「被告が本紙(中日新聞)の取材に実名で応じ「ながら運転」の危険を訴えたこと

などを挙げ、と記されています。注目したいのはこの記事ですが、東京新聞は2016年11月25日の夕刊で報じています。

  −ポケGO死亡 運転の加害男性「事故前の自分に会って、スマホ奪いたい」−

    スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」をしながら運転して事故を起こす事例が

    全国で相次ぐ中、愛知県春日井市で八月に死亡事故を起こした男性が、本紙の取材に

    応じた。「後悔という言葉では片付けられない」。目に涙を浮かべ、「ながら運転」への

    悔悟の念を口にした。

    取材に応じたのは岐阜県土岐市、奥山裕輔会社員(27)。愛知県警や本人の説明に

    よると、8月11日夜、春日井市藤山台の市道で軽乗用車を運転中、自転車で道路を

    渡っていたベトナム国籍の女性会社員=当時(29)=をはねた。女性は二週間後に

    死亡した。

    奥山会社員によると、当時、ポケモンGOを起動させて運転。スマホの電池が少なく

    なったために充電しようと、よそ見をしたときに事故を起こした。ポケモンGOは7月の

    配信直後から始め、起動したまま運転し、信号などで停止中に操作することが多かった。

    事故の直前はスマホに触り、アイテム(ゲームで使う道具)を取得する準備の操作を

    しようとしたという。

    奥山会社員は現在の心境を「まさか自分が、と思っていた。事故前の自分に会って、

    スマホを奪い取ってやりたい」と吐露。実家に帰宅途中で通い慣れた道だったため

    「油断してしまった」という。

記事見出しと最終段落での吐露にもあるとおり、

  「スマホを奪い取ってやりたい」

と、非常に殊勝な気持ちを打ち明けている様に見せています。

ところが、本日の東京新聞(8時現在ネット配信無し、添付写真参照)では

  ・・・事故後、スマートフォンから、ポケモンGOのアプリを削除。・・・

と、

  「スマホを奪い取ってやのたい」

との殊勝さが消えて、単に「ポケGOを消した」に過ぎないことを奇しくも報じています。

今でも街中でスマホ操作のながら運転を毎日の様に見かけます。その人達が全てポケGOに熱中している訳ではありません。  

奥山被告の論理は

  ポケGOをしながら運転していたから死亡事故を起こした

と、言いたいのでしょうけど、実態は

  スマホを操作しながら運転をしていたから死亡事故を起こした

のです。

事故当初は「スマホを奪い取りたい」と殊勝な発言をしながら、実態はアプリの削除でお茶を濁している人間に反省なんて無いも同然です。

こう言う人間は、いつかまた必ずスマホの操作をしながら運転をします。

 ※ 写真は本日東京新聞に掲載された当該記事(赤線は筆者)