『文学雑誌27号』

 先々週の古書会館でこちらも。

 『文学雑誌27号』(昭和三十四年三月五日)。執筆者の顔ぶれについつい買ってしまいました。刊記が真ん中あたりにありますからこれは奥付けとは言わないのでしょうか。また、編集後記も別のところにあります。

≪このあいだ「バイキング」の富士正晴氏に会ったら、「文学雑誌」はええなあ、藤沢、長沖の二大人が金をだしてくれて、こんな結構な同人雑誌はないぜ、その割に雑誌がすらすら出んのはどういうわけや、と尋ねられて閉口した。いや、親の脛かじって学校へかよってるみたいな温室育ちになってしまいましてねえ、と弁解しながら、こまめに発刊している「バイキング」のことを思い、鞭を感じた。今年こそ怠けずに予定の四冊をだしたいものである。(吉田)≫

 と、吉田定一が書いております。おもしろいですねえ。

 裏表紙は心斎橋プランタンの広告です。この絵を描いたのは誰なのしょう。