本は物心がついた時より読んでいる

今の時代はインターネットに接続できさせえすれば大抵の調べ物が出来てしまうので、広く浅く知識を付けるだけならインターネットだけで十分である。しかし物事掘り下げて検討をしようとするとインターネットで得られる情報だけでは不十分なために、自ずと書籍に頼らざるをえない。

私は物心がついた時点で既に本を読んでいた。最も本といっても最初は絵本だったが、兄弟がいた関係で家には漫画本があり、兄弟が学校で借りてきた本もあったと思う。そのために特に意識せず本を読むようになり、小学校に入った後にも言葉を覚えるのに苦労したことは一度もなかった。

小学校の図書室は私のお気に入りの場所で、書物を借りて家でも読むのが私の日課だった。また時には家に帰るまでの道すがら、二宮金次郎よろしく薪ならずランドセルを背負ったまま歩きながら読むというほど熱中した。

今でならそういうことをすれば車に轢かれてしまうだろうが、当時は車はまず通らない時代であったために何の問題もなかった。

当時はテレビのある家は珍しく、何かしらの情報を得るにはラジオもしくは新聞しかなかった。しかしそれらだけでは得られないことを書物から得ることが出来た。つまりは書物を通して見知らぬ世界を知ることができたのであるが、私と同世代の子どもたちも私と同じように読書に熱心だったわけではない。

学校の授業で一番好んだのは国語の時間であった。他の人が読み書きや読解に苦労するのを尻目にして「何で、こんなことが分からないのか」と思うことがしばしばであった。

最初は小学校の図書室にあった本ばかり読んでいたが、新聞の広告欄に興味を引く書物を見つけたことをきっかけとして、小遣いをためて好きな本を買うようになった。一番最初に買ったのは第二次世界大戦の本だったと記憶してるが、お小遣いの関係で三冊シリーズの内、一冊目を買うのが精一杯であった。

田舎のことゆえに本屋に行くには子供の足で歩いて40分ぐらいかかったのではないかと思う。本屋には行ったものの店には欲しい本はおいてなく、注文して取り寄せてもらい、本が届いた頃に再び行った。

本を買うことについて親には何も言っていなかったために幾分驚いたようであったが特に何も言われなかった。真新しい本を開くと印刷インクの臭いがして感動した。

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